7月1日よりスタートした、今期の三河の山里なりわい実践者。
7月9日(木)・10日(金)には、なりわい実践者10名とメンター、スタッフを一堂に会し、
「チームビルディングと目標設定」のための合宿をおこないました。
なりわい実践がスタートして早い段階で合宿を実施することで、
実践者同士、そしてメンターを含むサポートスタッフらが、
これから来年3月まで、共に三河の山里なりわい実践者事業の活動に取り組む
ワンチームとしての親交と信頼を深め、結束を固めようというもの。
本来なら、シェアオフィスでワーク等をおこなうところですが、
今回は密をできるだけ避けるため、新城地域文化広場の会議室をお借りし実施しました。
合宿1日目は、渡辺清乃さんが講師を担当する自己理解と他者理解を深めるプログラム。
まずは、メンター、サポートスタッフを含めた全員が4つのグループに分かれ、
一人ずつ順に、あらかじめ個々に準備してきた、自分の誕生から現在までの印象的な出来事を
プラス軸とマイナス軸に落とし込んだ人生曲線の表をグループ内のメンバーに発表。
プレゼン後の質疑応答を経て、メンバー同士、互いにその人の魅力や面白さ、
惹かれる点を言い合うワークを通じ、過去の自分から、強み、持ち味、価値観を探ることで、
自己理解を深めました。
午後からは、自分の事業をしたいと考えるに至った背景を、
人生ストーリーを通して伝えるショート自己紹介を実施。
5枚程度の紙芝居にして1人5分で全員にプレゼンテーション。
その場にいる全員が自己開示し、他の実践者の人生や事業への思いの共有によって、
その人となりや他者理解を深めることができました。
この1日目のワークで、全員の距離がグンと縮まり、
チームビルディングの土台はしっかり固まったように感じます。
合宿2日目。この日の講師は安形真さん。
前日のワークでじっくり自分と向き合ってきた実践者たちですが、
さらに自分の事業についてもしっかりと向き合う作業をおこないました。
「どんな事業目標を持っているか?」「どのように目標を設定するか?」
「目標達成のためには、いつ、何を、どうすべきか?」を
KPI(重要業績評価指標)という、目標への達成プロセスを管理するための手法を用いて
目標設定シートに書き込んでいきます。
また、ライフスタイルの観点からもアプローチし、
自身が望む5年後の自分や家族の姿、暮らし方なども目標設定。
その暮らしを実現するためには年収はいくら必要で、
その年収を得るために年商はいくら必要かを考えるワークで、
これからの事業目標とそれを達成するためのプロセスを設定しました。
実践者からは「目標設定することでワクワクしてきた!」「課題が見えて来た!」と言う声も。
今回立てた目標が彼らのこれからの事業活動においての指針となることでしょう。
そして最後は、この事業のメンター兼、現場リーダーである松本淳が、
自身の人生ストーリーと、なりわい実践者事業を含めた、
三河の山里サポートデスク事業の目的や未来の目標設定を発表。
あらためて、この事業の意味をみなで共有することができ、
向かうべき方向へ足並みを揃えることができたのではないかと思います。
なりわい実践者とメンター、サポートスタッフそれぞれが自分を開示し、
対等な立場で向き合えたことも、今回、スタート直前におこなった合宿の大きな成果。
なりわい実践者の今後の活動やメンターとスタッフによる支援体制もきっと円滑なものになるはずです。
「この地域でなりわい実践者として行動し、ここで信用を勝ち取ることができれば、次のステージが開かれる」
メンターのそんな言葉が現実のものとなるよう、なりわい実践者とサポートスタッフがワンチームとなって取り組む体制が整った2日間の合宿でした。