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7月3日(月)市町村事業説明会(実践者紹介)を開催しました

2023年度のあいちの山里アントレワーク実践者の活動がスタートして早1ヶ月となりました。その間、チームビルドの合宿にはじまり、各種セミナー、豊根村への視察、メンターからの課題資料の作成、日々の活動内容を記す週報の作成等、実践者達は、多忙な日々を過ごしているところです。

こうした中で、7月3日(月)に、愛知県はじめ、あいちの山里に属する6市町村(岡崎市、豊田市、新城市、設楽町、東栄町、豊根村)と関係機関の皆さんに向けて、今年度実践者の事業プランを知っていただく「市町村事業説明会」を開催しました。

新城市湯谷温泉「Hoo!Hoo!」地下1階のシェアオフィス及びオンラインで実施した説明会は、関係市町村や関係機関の皆さんが見守る中、実践者1名につき10分で、事業プランについてプレゼンテーションしました。どのような思いを持ち、どのような地域課題解決に向け、どんな事業プランを立て、どのように取り組むのかについて、収支計画やプロモーション戦略も含めて発表しました。

実践者たちは、今回の発表に向けて、パワーポイントを用いた資料づくりに励んできました。慣れない作業に四苦八苦する姿もありましたが、事業プランにじっくり向きあった努力の甲斐あってか、最初の市町村へのプレゼンとしては、非常に内容の濃いものとなりました。各実践者の発表内容については、以下のとおりです。

 

・青木 彩乃さん(東栄町)

東栄町の森林を活用した商品や体験などのサービスを通し、その人本来の内面の美しさを引き出すとともに、森林の価値を高め、森林課題の啓発や解決に繋げる。

・池野 恵理さん(豊田市藤岡地区)

自宅分娩取扱い可能な助産院の開業を目指して、地域や企業を巻き込み、山間地域でも子育てがしやすい環境づくりに取り組む。

・伊藤 奈穂子さん(東栄町)

自然環境の中での保育活動を通し、子どものみならず、保護者の成長も支援する認可外保育施設「森のようちえん」の開園を目指す。

・坂井 うららさん(豊田市下山地区)

エシカルで持続可能、かつ誰もが生きやすい社会の実現に向け、衣料廃棄物を活用した障がい者向け参加型アップサイクルブランドを立ち上げる。

・清水朝子さん(岡崎市額田地区)

移動手段がない方の足となるため、福祉タクシーを基盤とした自家用旅客運送事業を立ち上げ、地域の生活支援を拡充する。

・星野智美さん(岡崎市額田地区)

古民家を活用したカフェ・ギャラリー・ワークスペースの開業を通し、利用者に癒しの時間を提供するとともに、情緒あふれる地域や里山の魅力を発信する。

・村松久暢さん(豊根村)

「夜空と星のキャンプ場」と「TOYONE WAKU WAKU PROJECT」の運営を通じ、地域に人が集まる場所や機会を提供することで、地域活性化に繋げる。地域を盛り上げるため、9月に発売予定の「豊根村のうた」も披露。

・山本利沙さん(新城市)

新城市作手地区のファンを増やしたい、との思いから、観光誘致に尽力。車好きが集まる地域であることに着眼し、モータースポーツを絡めたスーベニア(土産物)の商品開発・販売を行う。

 

プレゼン後の質疑応答では、信念をしっかり持って質問に答える実践者を頼もしく感じました。励ましのお声やアドバイスもいただき、実践者にとって励みになったものと思います。今回の説明会でのプレゼン経験を自信に変え、実践者たちは、より一層各々の事業に真摯に取り組んでいくことと思います。

実践者の事業プランの実現は、行政の皆さまだけでなく、地域住民の皆さまからのご支援とご協力があってこそ達成できるものです。引き続き、8名のアントレワーク実践者への活動にご理解いただき、温かく見守っていただければ幸いです。

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