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岡崎市で活動する実践者と実践者OBを訪問しました

アントレワーク実践者たちが同期の実践者や実践者OB、地域で活動する先輩事業者を訪問して交流や認識を深める現地視察ツアー。今年度第2弾は岡崎市額田地区へ。7月10日(月)に、以下のとおり実施しました。

①「柴田酒造場」と「蔵cafe一合」

この日、最初の訪問先は柴田酒造場。1830年から続く老舗の造り酒屋ながら、近年、新ブランドの開発、カフェ経営など、次々と新展開を続けています。

上記写真の手前が明治期に建てられた旧蔵。奥の建物は最新設備を整え、平成28年に建てられた新しい蔵。企業を象徴するかのような、新旧が融合する風景です。

視察を快諾いただきましたが、酒蔵見学は現在休止中とのことで、販売場で女将の柴田さんがガイドしてくださいました。

上記写真のコップの中身はお酒ではなく、柴田酒造場での酒造りの全工程で使用されている天然の井戸水「神水(かんずい)」です。

山からの恵みである神水は、硬度たった0.2という超軟水。販売所で試飲もできるようです。

続けて、期間限定でのプレ営業を経て、2021年8月に本格的にリニューアルオープンした「蔵cafe一合」を訪問。酒蔵の敷地内にある古い土蔵をリノベーションした店舗です。

この日は定休日でしたが、ご厚意で見学させていただきました。

カフェは社長と女将夫婦の娘さんたちと、副社長であるお婿さんが中心となって運営されています。

地域の過疎が進み様々な課題が顕著化する中、自分たちの取組を通じて少しでも課題解決がしたいと考えるようになったことが、カフェの開業の発端になっているとか。

アントレワーク実践者事業とも通じる姿勢や取組から、学ぶことが多いと感じた訪問でした。

 

②2023年度実践者 星野智美さんの拠点予定地

2番目の訪問先は、柴田酒造場と同じ地区内である保久町にある、今年度の実践者・星野智美さんの拠点予定地です。

まるで城郭のような佇まいに一堂は感嘆。こちらでカフェやギャラリーを運営する計画です。事務局や実践者の仲間たちから質問を受けながら、星野さんから説明をしていただきました。

 

③2022年度実践者 春日井雅子さん拠点 「額田のエキサイティング古民家Room035」

3番目の訪問先は、昨年度の実践者、春日井雅子さんが今春オープンさせた「額田のエキサィティング古民家Room035」です。

こちらは、築120年の古民家をリノベーションした店舗で、岡崎市の街中で春日井さんが経営していた紙バンドクラフト専門店が移転されており、店内にはカラフルなクラフト資材やバッグ等の展示販売コーナーもありました。また、紙バンドクラフト教室も開催しているとのことです。

また、店内の一画では、地元の商品の他、春日井さんと同期の実践者たちの商品も販売されています。

上記写真は、春日井さん自身が〝日本式アメリカン〟と表現する店内です。写真奥に写っているのは、玄関入ってすぐの場所にある、まさにアメリカンな雰囲気のかっこいいバーカウンターで、手前のスペースでは食事や喫茶が楽しめます。

買う、食べる、体験する、泊まるという、4つのエキサイティングなコンテンツが売りです。田舎を味わう宿泊体験ができる2階のスペースを案内していただきました。

店舗内には、喫茶、食事ができるスペースがあり、ランチも提供しています。名物ローストビーフ丼やタコライス等、皆で昼食をいただきました。

実は家族バンドを結成している春日井夫妻。聞けたらいいなと密かに祈っていたら、やっぱりサービス精神旺盛のお二人、サプライズで愛しのエリーを演奏していただき、そっくりな歌声に盛り上がりました。

 

「額田のエキサイティング古民家Room035」

住  所:愛知県岡崎市南大須町字神原日陽11番地

定 休 日:火、水曜日

営業時間 10:00~22:00 (木曜のみ~16:00)

電話番号:0564-77-6404

 

④2023年度実践者 清水朝子さんの拠点地周辺巡回

(2019年度実践者 岩月二朗さんが運営する多肉植物栽培地等)

その後、春日井さんのお店から、本年度の実践者・清水朝子さんの本拠地である宮崎地区に移動。道中、愛知県指定天然記念物の「寺野の大クス」がある薬師堂に立ち寄り、額田のパワースポットでひと休みしました。

大クスを見た後は、清水さんの拠点地周辺を巡りました。残念ながら、本人不在で会えませんでしたが、実践者OBの岩月二朗さんが新たに事業として立ち上げた、多肉植物専門店「Green shop Teto」の商品栽培地にも立ち寄りました。

また、額田といえばおかざきかき氷街道、ということで、清水さんおすすめのくらがり渓谷入口にあるカフェでかき氷をいただきました。

 

⑤2020年度実践者 中垣智朗さん拠点 「NNF Nukata Nature Field」

額田視察ツアー最後の訪問先は実践者OB・中垣智朗さんが運営するキャンプ場「NNF Nukata Nature Field」です。

実践者だった当時、ツリーハウスを作ったり、ウッドデッキで木と木の間を繋げて木の上を行き来できるようにしたいと構想を語っていた中垣さん。その夢に近づくようなウッドデッキが完成していて、感激しました。

中垣さんのキャンプ場では、この日もソロキャンパーが自炊を楽しんでいました。

キャンプ場内には、女性キャンパーにも人気の、味噌樽を改装したサウナがあります。キャンプ場の両側には小川が流れる好環境。すぐ上の写真はサウナ横の川に設けられた水風呂です。

 

「NNF Nukata Nature Field」

住  所:愛知県岡崎市石原町宮ノ入30

電話番号:090-1824-4066

 

岡崎市額田地区は、多くの実践者OBが活躍している地域です。今回は、本年度の実践者である、清水朝子さんと星野智美さんの拠点周辺を中心に訪問しました。

本当はさらに多くの施設を訪問し、実践者OBたちの現状を知り、交流を深めたいところでしたが、代わりに一ヶ所一ヶ所を比較的長めに滞在し、じっくりとお話が聞けたため、ぎゅっと濃い時間になりました。

実践者からも、「会いたかった人に会え、次に繋げたいと思いました。」「自分の拠点について仲間たちの感想や意見を聴けたことで、改めて事業について考えるきっかけになりました。」などの感想をいただきました。

今回ご協力していただいた方々、ありがとうございました。

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