7月9日(火)、あいちの山里アントレワーク実践者を対象にした今年度第1回目の「finance seminar(ファイナンスセミナー)」を、新城市湯谷温泉「Hoo!Hoo!」地下1階シェアオフィスにて実施しました。
講師は三河の山里サポートデスク事業開始当初からお付き合いいただいている近籐智也先生(さんだん會計事務所代表・税理士・MBA・経済産業省経営革新認定支援機関・南山大学経営学部非常勤講師など肩書多数)。
「ビジネスに重要なのは、お金の流れですべてを把握できるファイナンス脳と、お金の流れの計画、そしてその都度、計画と現実を比較する進捗確認をすること」という近籐先生の教えのもと、ファイナンス脳(お金の流れ)での自身の事業を説明する方法や、収支計画を自分で作成できるようになるために必要な要素について学びました。
今年度最初のファイナンスセミナーということで、まずは実践者たちがどのような事業をおこなうのかの説明を踏まえた自己紹介からスタート。自分の事業については、これまでにもいろんな機会でいろんな人たちに説明してきたであろう実践者たちですが、「それをお金の流れで説明してください」と言われると、途端に説明が流暢でなくなるという不思議。近籐先生の突然の振りに実践者たちがためらうのも当然といえば当然ですが、経営者たるものファイナンス脳で事業を考えろ!ということで、自分の事業は「誰からどのような名目でお金をもらい、誰にどんな名目でお金を支払うのか?」、近籐先生にアドバイスをもらいながら、お金の流れで自分の事業を理解するファイナンス脳での考え方を養いました。
また、わかっているようで実は曖昧なことも多い収入と支出のこと。簡単に言ってしまえば入るお金と出ていくお金のことで、収入から支出をひいたものを「収支」と言いますが、それはイコール「利益」ではないということや、その上で、収支計画を立てることの重要性、収支計画を構成する「売上」「売上原価(変動費)」「経費(固定費)」「財務支出」の4つの要素についても、売上の計画の仕方、変動費と固定費の違い、財務支出とは何かなどなど、それぞれワークや実践者たちの事業に合わせた事例を交え、近籐先生がわかりやすく解説してくださいました。
はじめは「はて?」が多かった実践者たちの心の声も、最後には「へぇ~」「なるほど」「わかった」に変換されたものと思います。次のセミナーまでに宿題として出された収支計画表の作成もきっと難無くできるはず!?
近藤先生、ありがとうございました。