あいちの山里アントレワーク実践者が、自身の活動拠点を案内するとともに、先輩実践者たちを訪ねて交流を深めつつ、三河山間地域の現状を知ることを目的とした視察を実施しました。
本事業がスタートした6月から、豊根村を皮切りに、岡崎市額田地区、東栄町、豊田市旭、足助、稲武、藤岡の各地区を順々に巡ってきましたが、11月22日(水)には、本年度最後の訪問地となる豊田市下山地区と新城市、設楽町への視察を実施しました。
①2022年度実践者 井出村仁美さん拠点「丸山荘 鳳来寺山頂店」
視察は、実践者OG(2022年度)・井出村仁美さんを訪ねて「丸山荘 鳳来寺山頂店」からスタートしました。
新城市の鳳来寺山頂にある売店「丸山荘 鳳来寺山頂店」を切り盛りする3代目女将の井出村さんは、店の経営はもちろんのこと、鳳来寺山の観光復興を目指して日々奮闘されています。
色づきはじめていた鳳来寺山の紅葉を愛でながら、井出村さんの地域愛にあふれた取組の話を聞き、井出村さん渾身の力作、鳳来寺山もみじまつりに合わせて限定販売されていた「もみじ五平だんご」など、売店メニューを楽しみました。
「丸山荘 鳳来寺山頂店」
住 所:愛知県新城市門谷鳳来寺7-27
営業時間:土日祝 10:00~17:00
月・水曜日 10:00~16:00
定 休 日:雨の日、火・木・金曜日
ホームページ:www.houraijisan-maruyamasou.com
②2018年度実践者 小川晃徳さん拠点「山百合荘豊邦直売所」
次は、設楽町豊邦にある「山百合荘豊邦直売所」で実践者OB(2018年度)・小川晃徳さんと交流しました。小川さんは、父親が営む「山百合荘豊邦直売所」の裏山で、原木椎茸栽培事業を展開しています。
今回は、原木椎茸栽培の現場を案内していただきながら、現在の活動状況についてお話を伺いました。実践者は、大人気の山百合荘特製プリンや乾燥椎茸など、お土産選びに夢中になっていました。
「山百合荘豊邦直売所」
住 所:愛知県北設楽郡設楽町豊邦字仲根5
営業時間:10:00~15:00
定 休 日:水曜日・木曜日
ホームページ:https://yamayurisou.hamazo.tv/
③2023年度実践者 坂井うららさん拠点「vivaclu(ヴィバクル)」
次は、豊田市下山地区に移動し、今年度の実践者・坂井うららさんの活動拠点である「vivaclu(ヴィバクル)」のアトリエを見学しました。
「vivaclu」は、ダウン症や障がい者に寄り添ったアップサイクルブランドです。現在制作中の、車椅子に乗ったままでも容易に着脱ができるズボンなどを見せていただきながら、坂井さんの今後の取組や想いを伺いました。
「vivaclu(ヴィバクル)」
Instagram:https://www.instagram.com/vivaclu/
④2017年度実践者 鈴木孝浩さん拠点「古民家宿タカハウス」
次は、新城市作手地区の「古民家宿タカハウス」を視察しました。オーナーで実践者OB(2017年度)の鈴木孝浩さんに、リノベーションしたばかりの宿を案内していただきました。
ボードゲームの聖地にもなっている「古民家宿タカハウス」には、色々なワクワクが詰まっていますが、ゲストたちと作り上げたアースバッグハウスやサウナもそのうちのひとつです。
インターネットを活用して共感者を作り、ゲストハウスやイベントへの集客、拠点づくりや地域づくりなどに繋げてきた鈴木さんの話に、参加実践者は興味津々でした。
「古民家宿タカハウス」
ホームページ:https://takahouse.net/
⑤2023年度実践者 山本利沙さん拠点「恋して!宇宙少年CAFE」
次は、今年度の実践者・山本利沙さんが、新城市作手地区で夫の悠司さんと営む「恋して!宇宙少年CAFE」に訪問しました。店内では、山本さんがアントレワーク実践者として開発に取組んでいる、ステッカーなどの商品も販売されています。
手製のカレーをいただきながら、山本さん夫妻の行っている作手地区を盛り上げる取組や、店への想いを紹介していただきました。あまりの居心地の良さとおいしさに、滞在時間を延長して、食後のデザートとドリンクも満喫しました。
「恋して!宇宙少年CAFE」
住 所:愛知県新城市作手高里稲場川3-1
営業時間:10:00~17:00
定 休 日:火曜日・水曜日
Instagram:https://www.instagram.com/koi_site_uchushonen_cafe/
⑥「道の駅つくで 手作り村」
最後は、「道の駅つくで 手作り村」で休憩及び買い物を楽しんだ後、解散となりました。
実践者たちからは、「視察は楽しい」「勉強になる」「やってくれて良かった!」という声をいただくことができました。
これも、実践者はじめ、訪問先の関係者の皆さんの温かいご協力があってのものです。今回で現地視察ツアーは終了しましたが、全ての訪問先の関係者におかれては、ありがとうございました。
この現地視察が、実践者、そして迎え入れてくださった皆さんの双方にとって、少しでもお役に立てたなら幸いです。