2023年度の「あいちの山里アントレワーク実践者」の活動が、6月1日(木)から始まりました。例年、実践者の活動初日は、事業のスタートアップとして、新城市湯谷温泉「Hoo!Hoo!」地下1階のシェアオフィスで、三河の山里サポートデスク事業の概要を説明するオリエンテーションを実施しています。
今年度はオリエンテーションに加え、来年3月31日まで彼らを伴走支援していくメンター及び事務局とのチームビルドのための合宿を、6月1日(木)から6月2日(金)の2日間にかけて実施しました。
1日目は、㈱ホリスティック・キャリア代表取締役であり、キャリアコンサルタントとして活躍するメンターの渡辺 清乃さんによる講義とグループワークを実施しました。
グループワークでは、これまでの自分の人生を振り返りつつ、仲間とシェアして質問や感想を受けることで、自分自身を探求するとともに、他人から見た新たな自分の姿を知る作業に取り組みました。人生で強烈に憤ったこと、嬉しかったことを思い返し、自分の中の原体験と向き合うことで、事業実践の根底にある軸を再確認し、しっかりと足元を固めることが狙いです。
その後は、事業を実施したいと考えるに至った背景や思いについて、紙芝居に仕立てて伝えるプレゼンテーションを実施しました。自分の思いを言語化して伝えることの難しさや、慣れない人前での発表を受け、戸惑う実践者の姿もありましたが、誰もが懸命に取り組んでいました。
渡辺さんからは、「起業家として大切な要件の1つが、魅力的な人だと感じてもらうことです。」という言葉をいただきました。今後、実践者が事業を進めていく中で、自分の事業や思いを他者に伝えなければいけない機会は多くあります。いかに「この人を応援したい、協力したい」と思わせるプレゼンスキルを身につけていくかが重要となります。
加えて、今回の合宿では、自分の軸を再確認することができ、今後の活動において、悩み迷い立ち止まった時に戻ってこられる道標になったものと思います。まずは実践者仲間やメンターが自身の理解者となるため、自分以外の実践者やメンターについて知り、繋がりができたことも、大きな成果であると言えるのではないでしょうか。
講義後は懇親会を実施し、実践者の皆さんが徐々に打ち解けていく様子を見ることができました。初日から濃い1日となりましたが、合宿は2日目に続きます。