実践者活動紹介

第3回事業構想大学院大学イノベーション講座を開催しました

やっぱり何事にもリサーチって大切ですよね。特にビジネスにおいては、ターゲットとなる客の動向や要望をフィールドワークなどを用いて市場調査することが不可欠です。

さて、事業構想大学院大学のご協力の元、6月から月1回のペースで実施している「あいちの山里アントレワークプロジェクト 地域との共創を目指して」。

8月28日(月)に第3回となる講座を開催しました。第1回、第2回に引きつづき、今回も事業構想大学院大学から樋口邦史教授を「Hoo!Hoo!」シェアオフィスにお招きし、「マーケティング&フィールドリサーチ研究&演習」をテーマに講義いただきました。

前回、自分の居住地域の課題を一つ取り上げ、その背景や、解決に向けた取組、どのような人物や企業が関わっているか、さらには地域の歴史や文化との関係性について、ネットや書物、資料などからの情報収集や地域の人へのヒアリングなどを通して「ホームタウンリサーチ」するという課題が出されていました。

この日の前半はまず、実践者たちを3組に分け、各々が取り組んだ課題についてグループ内でシェアし、発表するグループワークを実施しました。

その後、グループの中で代表地域を選出し、皆で代表地域のリサーチ結果に質疑応答しながら整理。最後に、代表者が全員の前で発表するワークショップを行いました。

そのホームタウンリサーチの結果がなかなか面白かったので、ざっくり紹介すると…

  • 豊田市藤岡地区で使われている謎の“オカリナ”というキーワードは、かつて地場産業だった窯業の盛衰の歴史と地域活性化への想いを秘めた言葉だった。
  • 豊田下山地区といえば三河湖。現在、三河湖の観光振興に尽力する人が、実はダム建設の歴史に関わり、地域をまとめたキーパーソンの子孫。地域愛は代々DNAで受け継がれている。
  • 新城市作手地区は昔、白鳥飛来地だった。作手地区だけでも白鳥神社が11社現存するのは白鳥信仰が篤かったことの名残。

「へぇ~、そうなんだ!」という話も多く、他の地域のリサーチ結果も気になりましたが、時間が少ない関係上、残念ながら割愛となりました。

自分が住んでいる地域のことでも知らないことってたくさんありますよね。それは、これまでは自分とはあまり関係ない、普段意識していない、興味のないことだったからかもしれません。

しかし、調べてみると、実はとても社会的なことで、その地域で暮らす自分にとって決して無関係なことではなく、何らかの関わりが見えてきたり、意外なところで繋がっていたりと、新たな気づきや発見を得ることができます。

樋口先生からは、「ホームタウンリサーチとは、地域と社会の関わり合いを通して新たな発見をすること。転じてフィールドワークとは、他者の世界を通して自分をみつめ直すこと。自身の事業をやっていこうと思った時も、地域との関わりを通じて、地域課題だけでなく、これからの価値を見つけていかなければなりません。これからあなたたちがやらなければいけないことは、プレリサーチ、定量的調査、定性的調査です。」と提言をいただきました。

樋口先生が行ったホームタウンリサーチや、某フィットネス会社が実際に行ったマーケティングの事例を参考に、市場調査、競合調査、定量調査、定性調査の進め方や分析の必要性など、マーケティングの基本知的知識と顧客の深層心理を掘り下げる顧客インサイトについて、レクチャーしていただきました。

すでにアンケート調査を進めている実践者もいるため、「どうしたらアンケートに答えてもらえるか?」「どんな人たちを調査すれば良いか?」など、多くの質問が飛び交い、実践者の皆さんも興味津々。

今回のマーケティング戦略についての講座やフィールドリサーチのワークショップは、実践者たちが事業を進めていくうえでのマーケティングの重要性や、実際にどのようにリサーチすれば良いのかを知る良い機会となりました。

リサーチには労力も気力も使い、決して容易い作業ではありませんが、そこにかけた時間と努力はきっとビジネスへの結果にも繋がるはず!

実践者の皆さんがどのような調査をし、そしてそこからどんなアイディアや解決策が生まれるのか?楽しみに今後の活動を見守りたいと思います。

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