8月28日(金)、本年度のなりわい実践者御一行様『視察研修ツアーin豊田の山里』を催行しました。
これは豊田の山間地域で事業活動をしようとしているなりわい実践者仲間や、すでに事業展開している歴代の実践者OB・OGの活動拠点地を巡り、豊田山間地域の現状や先輩実践者たちの活動状況を視察し、親交を深めようというもの。
今回のツアースケジュールは以下の通り。
①まずは稲武地区に集合した一行は、昨年度のなりわい実践者だった松島周平さんご夫妻が営むお店『人と木-ヒトトキ』へ。そして、松島さんが地域の人々と一緒にエリアリノベーションに取り組むべく、その一環として進めている新たな施設の工事現場を見せてもらいました。
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②次に向かったのは、本年度のなりわい実践者・西尾昌直さんが開業を目指す BBQ場予定地。西尾さんは起業実践者OBの石橋徹さん、古橋崇史さんと一緒に立ち上げた営農組合『ファームいなぶ』のメンバーでもあり、敷地内にファームいなぶとして販売する作物のハウスがあったり、古橋さんの事業であるキャンプ場予定地でもあることから、石橋さん、古橋さんにも来てもらい、それぞれに現在の活動状況などをお話しいただきました。
今はまだ、西尾さんの目指す花に囲まれたBBQ場とは言えませんが、近い将来ここが花と笑顔いっぱいの場所になることを願って。
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③続いて、本年度のなりわい実践者・大山泰介さんが「大桑エリアリノベーション」を企てる稲武地区大野瀬自治区大桑の集落へ。同じ三河山間地域に暮らす実践者たちさえも驚くような山里の大山さんが住む古民家や近くの空き家を案内してもらいました。途中、ご近所のおばあちゃんと道端で出会い、親しげに話す大山さん。今年4月に移住したばかりですが、すっかり地域に溶け込んでいる様子が伺えました。
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④お昼ごはんは起業実践者2期生の猟師、清水潤子さんが足助で営む『山里カフェMui』で、ジビエ料理をいただきました。
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⑤午後からは、実践者1期生の今枝美恵子さんが代表を務める『特定非営利活動法人みち』が管理する、デイサービス型地域活動支援センター『畦道』を訪問。今枝さんが施設を立ち上げた経緯や活動内容、今後の事業展開などを伺いました。
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⑥豊田の山間地域を知りたいならば、外せない訪問地が『おいでん・さんそんセンター』。鈴木センター長に、豊田山間地域の現状やセンターの取り組みなどを説明いただきました。
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⑦そして、今回最後の訪問地は小原地区。残念ながら小原名物のひとつ、四季桜のシーズンではありませんが、小原の観光ツアーづくりで地域のブランディングに挑む、本年度なりわい実践者・鈴木孝典さんのガイドで、古刹・川見薬師寺を見学。お寺のことを知り尽くし、スラスラと見どころをガイドしてくれる姿はさすが!鈴木さんの地元への深〜い愛を感じ取ることができましたよ。今後、どんな小原の観光ツアーができるのか楽しみです。
豊田市山間地域を駆け足で巡った視察研修ツアー。今回視察できたのは、ほんの一部分に過ぎませんが、それでも、豊田山間地域以外の人はもちろん、同じ地域を活動拠点としながらも、「初めて来た!」という人も多く、日々忙しいなりわい実践者のみなさんにとって、束の間の休息と何かしら吸収できた時間になったかな?なっていたらいいなと思います。
さて、この視察研修ツアー、次回は豊根村を訪問する予定。
またご報告します!