荻野 嘉美さん(岡崎市)

ふるさと創造舎

「千万町・木下 ふるさと米」を活かしたふるさとづくり

荻野さんは、岡崎額田地区の小中学校で38年間の教員生活を送ったのち、2015年年3月に定年退職。母校である岡崎額田地区にあった千万町小学校が閉校されたのを機に、その場所を地元のふるさとづくりの拠点にするべく「千万町楽校」として再生し、「千万町・木下ふるさとづくり委員会」の中心的役割を担い活動してきたが、昨年、生まれ故郷に本格的にUターン。65歳にして米作りで起業を決意し、2018年8月には「ふるさと創造舎」を立ち上げた。
起業初年度は異常気象や様々な諸事情により、多くの危機にも見舞われたが、結果的には7.5反の 田んぼから52俵の米(ミネアサヒ)を収穫。「千万町・木下 ふるさと米」と銘打ったお米は1等級格付けを得て、「岡崎市ぬかたブランド」にも認定されている。
2019年4月には地元・岡崎額田の「柴田酒造場」とのコラボ企画による「ふるさと米純米酒」が誕生。今後も地元の事業者と協働し、ふるさと米を使った商品の開発や販路の拡大を狙っていく。
米作りによるふるさとの再生、農地保全、農村共同体の担い手づくり、そして人と人とのつながりを通して、持続発展が可能なふるさとづくりを目指している。

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