小川 晃徳さん( 設楽町)

山百合荘豊邦直売所

使ってない土地を活用した椎茸事業

設楽町で生まれ育った小川さん。最近、地元で富に増えつつある田畑の耕作放棄地や放置された山林が荒廃していくことを危惧し、まずは自身の父親が経営する設楽町豊邦地区の山百合荘を中心とした周辺の田畑や山林など、約10ヘクタールの使っていない土地を活用して原木椎茸事業を展開していく計画。
設楽町は椎茸の栽培に適していること、また昨今の世界的な健康志向、自然食志向の高まりにより、椎茸は優れた栄養成分と健康効果が詰まったスーパーフードとしての認知度も高まっていることから、自然栽培で育て、よりおいしい原木椎茸を都市部で暮らす原木椎茸を知らない層にも広くPRしたい考え。
現在、都市部で原木椎茸や乾燥椎茸の販売テスト、新しい食べ方の提案などを行ないつつ、消費者の反応や意見を集めながら、新しい売り方や販路を模索中。また山百合荘周辺の土地は原木椎茸の収穫体験や散策、休憩などができる場所や原木が生産できる森に整備し、現地にも足を運んで楽しんでもらえる場所づくりも目指す。設楽町産原木椎茸の魅力を広く発信し、販路拡大やターゲットの若返りを狙うと共に、将来的には設楽町全体の耕作放棄地の活用、地域に関わる人を増やしたいと考えている。

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