鬼頭 克嘉さん(設楽町)

一般社団法人 GENTEN

アートの視点で、
オンリーワンな地域づくりに貢献したい。

大学で美術を学び、卒業後、アートイベントの事業をおこなってきた中で、都市部に比べ、山村部での開催が非常にハードであることを感じました。それがきっかけで環境やコミュニティーの創出に対する意識を強く持つようになり、山間部で自立した暮らしができれば、アートのある生活環境も整えられるのではないか、と建築や林業にも従事。この事業では林業×建築×アートが連携した小規模循環型のアートコミュニティーの創設を目的に、設楽町の津具地区に山里の暮らし体験ができるレジデンス(シェアハウス)を創りたいと考えています。また、最近では、最低限の家やモノだけのシンプルな暮らしができる環境というものに注目が集まっています。それを見据え、持ち運びが自由自在な小屋「モバイルハウス」を製作し生業にして生きていこうと思っています。例えば僕のレジデンスでは、モバイルハウスで生活することもでき、そのまま移住してもらってもいい。また都会に住む人の逃げ場として、余暇を過ごせる場所であってもいい。もちろんアーティストでも、そうでない人も、いろんな人が交流し、地域づくりに関わっていけたらと思います。アートの視点を通して地域の問題に向き合うことができれば意外な解決策が見つかるかもしれない。それがやがては移住者たちの仕事になれば、地域の活性化にもつながり、オンリーワンな地域が生まれると確信しています。

支援期間中に設楽町津具地区の空き家を手に入れるも、三河山間地域でのアートコミュニティーの創設を目的にしたシェアハウスやモバイルハウスの製作は頓挫。現在は、名古屋に住み、エクステ・外構施工の仕事を主体にしながら、津具地区にてトマト栽培(ハウス3棟1反)を実施中。名古屋、長久手などを商圏に約200万円を売り上げている。

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