言ノ葉工房
地域と働き手の想いをつなぐ「おしgoto奥三河」
白井美里さんは、昨年7月、東栄町の働き手を募集する事業を新たに起ち上げました。その名も『おしgoto奥三河』。東栄町はじめあいちの山里エリアで「働きたい人」と「働き手が欲しい企業」とをマッチングさせるサービスです。
白井さんは家族で田舎暮らしをするため、2019年に東栄町に移住しました。間もなくして新型コロナウィルスが蔓延。非常事態宣言で人々の暮らしや働き方が一変する中、白井さんも東栄町を拠点にしながら遠隔地の仕事をするリモートワークの可能性を感じたといいます。さらに東栄町で暮らすうち、白井さんの耳に届いてきたのは「東栄町に住みたいのに仕事がない」、一方、事業者からは「人材不足で困っている」という声。白井さんは多様な働き方のポテンシャルに着目すると共に、働き手と雇用主の互いの想いのすれ違いにビジネスチャンスを見出しました。本業はライター兼クリエィティブディレクター、過去には障がい者の就労支援や企業の採用担当の経験もある白井さん。自身のキャリアを強みに、働き手を見つけたい企業の求人記事の作成から応募者の対応までトータルに担う「採用代行サポート」と、地域内外かかわらずリモートワークしたい人をターゲットに、企業からの業務を外注化して専属リモートワーカーを選定する「リモートでサポート」を事業化し、その手厚いサービスで、すでにマッチングの業績を伸ばしています。「大切にしているのは、雇用主の想いとそれに共感してくれる働き手の想いをつなげること」と、白井さんは、2つのサービスを柱に、過疎が進む地域の企業の働き手不足の軽減と、多様な働き方であいちの山里に関わってくれる人を増やすべく尽力しています。
西尾市出身
おしgoto奥三河WEB