青木彩乃さん(東栄町)

kiyomari(きよまり)

森林と人を美しく、未来へつなぐ、森林アロマ事業

 

愛知県豊田市出身。メイクを通して、その人の個性を引き出したいと美容の道に進むも、外見は美しくできても、技術だけでは内面的な課題は超えられないと感じるように。そんな時、東栄町が美を通じた地域づくりをおこなっていることを知り、2020年に東栄町に移住。2023年5月まで東栄町地域おこし協力隊として、東栄町の自然や文化、人、食などをテーマに美を体験するビューティーツーリズムのイベント等の企画等に関わる。その活動の中で生まれた自身の想いや気づき、そして、山や森林を大切に生きる地域の人たちとの出会いや想いを原点に、東栄町の森林のアロマ(香り)にフォーカスして東栄町の魅力を伝えたいと起業。屋号は、東栄町の伝統神事である「花祭」に伝わる“生まれ清まり”という言葉から、東栄町の神秘的な空気感を得ることで、どこにいてもその人本来の美しさが引き出されるようにという願いをこめて「kiyomari(きよまり)」と名付けた。

本事業では東栄町の森林資源を活かし、植物や木材を蒸留して得る“アロマ”という副産物から開発したルームフレグランスやセルフケアミストなどの商品の製造販売と、森案内や森の植物の蒸留体験などのサービスを提供していく。青木さんはこうした活動を通して、東栄町、ひいては世界の森林の価値を高め、持続可能で多様な森づくりの実現を目指し、森林課題の啓発や解決に繋げたいと願う。また、「kiyomari」が作る森林アロマや森と関わる体験機会によって、人々の内面の美しさを引き出すことができればとも考えている。

そして現在、青木さんは拠点づくりを行っている。東栄町の中でも限界集落と言われる小さな山里で、かつて旅館として繁栄していた頃の面影を残しながらも、今は空き家として静かに佇んでいる「清学山荘」。地域の人々の想い出にあふれ、大切に守るその場所に、もう一度賑わいを取り戻すべく、「kiyomari」の拠点として整備を進めている。

『kiyomari』

★ホームページはコチラ>>>

 

 

 

Copyright© 三河の山里サポートデスク , 2024 All Rights Reserved.