地域創生や起業に詳しい、株式会社みらい共創技術研究所代表取締役・樋口邦史さんを講師にお招きし、6月~10月までの月1回実施してきた『あいちの山里アントレワークプロジェクト 地域との共創を目指して』。アントレワーク実践者たちは、およそ3ヶ月にわたって、マンダラート、ビジネスモデルキャンバス、バリュープロポジションキャンバス、ビジネスモデル概要図と作成を進め、樋口先生からのアドバイスを受けながら修正を繰り返してブラッシュアップしてきました。

【9月/マーケティングとフィールドリサーチを考察する】
4回目となる9月の講座では、あらためて実践者各々が作成したものを一人ずつ発表し、樋口先生や実践者仲間と質疑応答しながら、ビジネスモデル概要図の内容をさらに精査していく作業に取り組みました。
併せて、この日の講座では、『マーケティング』と『フィールドリサーチ』についても研究。
どんなに素晴らしいビジネスモデルが描けたとしても、その価値が消費者に伝わらなければ売上や利益にはつながらないため、重要となってくるのがマーケティングとその戦略を立てるためのリサーチです。自社の商品やサービスを消費者に知ってもらい、欲しいと思わせ、選んでもらい、購入してもらうためには?顧客の欲求を満たすためにはどう活動すべきか?など、時代に合わせて変化しているマーケティングの概念や、では、ビジネスモデル概要図の中のどこ(誰)に何を調査したらマーケティング戦略に効果的なのか?というフィールドリサーチの目的や仕方、注意点などを樋口先生に教えていただき、実践者たちが作成したビジネスモデル概要図をもとに考察しました。
一人で考えていると、どうしても視野が狭くなりがちです。しかし、異業種など立場の違う実践者仲間の考え方や取り組みを実践者の間で共有でき、意見交換ができるのも、このアントレワーク事業やセミナーのメリットのひとつ。自分では気づけなかった点を指摘されたり、自分では思いつけないようなアイデアを仲間からもらったりできるほか、実践者同士のコラボレーションの可能性を探ることができるので、新たな展開へとつながるきっかけになっているものと思います。この日も、樋口先生からの「自分のビジネスは誰にリサーチすべきか?」という問いに対して、当事者以外の実践者たちが「そこへもリサーチできるのでは?」とアドバイスを送るなど、お互いに補足し合う姿が多く見られました。

今後は実践者各々にフィールドリサーチのプロセスチャートを立て、実際にフィールドリサーチを実施。取材やアンケートなどから得たデータ分析を通して、ビジネスモデルにさらに磨きをかけていくこととなります。
本年度のあいちの山里アントレワーク実践者たちが、どのようなビジネスモデルを構築し、消費者に選んでもらえる提供価値や地域課題解決策をプレゼンテーションできるのか、今後の取り組みが益々楽しみです。