森と街をつなぐ、きらめ樹(皮むき間伐)の普及と間伐材の利用
令和2年3月まで、母親の故郷でありよく訪れていたという思い入れの深い豊根村富山地区(旧富山村)の地域おこし協力隊として3年間活動。
以前から森林について問題意識を持っていたこともあり、任期中に出会った皮むき間伐の手法「きらめ樹」を使って森林環境を改善することを仕事にしたいと考えるように。
「きらめ樹」は樹木の皮をむくことで立ち枯れさせ、木を切り倒した時と同等の効果を森林にもたらす。また時間をかけて天然乾燥させることにより樹木自体が持つ様々なパワーも残るうえに、山林から出す作業も容易になるなどのメリットも。
皮むき作業は子供でも簡単にできることから、子供から大人まで誰もが気軽に森林と親しみ、森林への問題意識を持ってもらえることができる森林手入れイベントとして展開していけるよう企画中である。
さらに「きらめ樹」で間伐した材を利用しスウェーデントーチやキッチンカー、モバイルハウスなどの製造販売、山間部での貸しスペース、市民農園のような森を運営してマイ森制度を設ける構想など、地元材を使った暮らしや森林へ行く機会のある暮らしの提供を目指す。
持続可能な生態系をつくる人の流れやモノの流れの事業化を図っている。