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第2回事業構想大学院大学イノベーション講座を開催しました

事業構想と構想計画を研究・実践する社会人向け大学院「事業構想大学院大学」のご協力の元、本年度のあいちの山里アントレワーク実践者の事業プランをブラッシュアップさせるべく実施しているビジネス講座「あいちの山里アントレワークプロジェクト 地域との共創を目指して」。

第2回目も同大学の事業構想研究所客員教授で、法政大学や中央大学でも兼任講師を務める㈱みらい共創技術研究所代表取締役・樋口邦史さんを講師に、新城市湯谷温泉「Hoo!Hoo!」地下1階のシェアオフィスにて8月13日(火)に実施しました。

この日のテーマは「ビジネスモデル」。

簡単に言ってしまえば、顧客に自社の製品やサービスを選んでもらうための仕組みと、事業として利益を出していくための仕組みを併せたものが「ビジネスモデル」で、その構築は、どのような企業においても持続的成長の実現のためには不可欠と言われます。もちろんそれはアントレワーク実践者のような個人事業やスモールビジネスであろうとも!自分の事業が、どのような人に、どのような商品やサービスを、どのように提供し、どうやって収益を得るのかを分析し明確にしておくことは大切です。

前半ではビジネスモデルについての基礎知識の講座を、後半では実践者各々が実際に自分のビジネスモデルづくりに取り組むワークをおこないました。

講座で紹介いただいた大企業のビジネスモデルの事例を見ると、「なるほどね~」と思うのですが、それを参考にいざ自分の事業に置き換えてみようとすると…これがなかなかに骨が折れる作業。ワークでは「ビジネスモデルキャンバス」というビジネスモデルづくりのための発想を促すワークシートを用い、「顧客となるのはどういう人か?」「顧客にどんな価値を提供するのか?」「どのような方法で価値を届けるのか?」「どこからお金をもらって、どこへ払うのか?」など、9つの項目に自身の事業のアイデアや思考を具体的に落とし込んでいったのですが、皆さん、頭を抱えていたのが「価値提案」の部分。「自分の事業にしかないもの」探しに一苦労していたようでした。

ワーク後は、実践者を活動拠点地域ごとに分け、グループ内で各々に作成したビジネスモデルキャンバスを共有、意見交換。そして、全体発表へと続きました。

樋口先生からは各々の発表について、講評、アドバイスをいただきましたが、やはり、「まだまだ価値提案」の部分が弱いとご指摘。「難しいですが、見つけることができたら最強!」とのことで、次は顧客視点で「価値提案」と徹底的に向き合う「バリュープロポジションキャンバス」のワークシート作成に取り組むことに。

アントレワーク実践者の「ビジネスモデル」構築への道のりは到底険しくなりそうですが、しっかり脳みそを働かせて取り組んだ暁には、優れた「ビジネスモデル」が生まれることも決して夢ではない!と期待して。アントレワーク実践者による「ビジネスモデル」づくりは次回の事業構想大学院大学講座に続きます。どうぞ、皆さんもご一緒に見守ってください。

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