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第2回ファイナンスセミナーを開催しました

税理士の近籐智也先生(さんだん會計事務所代表・経済産業省経営革新認定支援機関・南山大学経営学部非常勤講師)による、あいちの山里アントレワーク実践者向け「ファイナンスセミナー」の第2回を、8月1日(火)と4日(金)に新城市湯谷温泉「Hoo!Hoo!」地下1階シェアオフィスにて実施しました。

今回の近籐先生のセミナーは、収支計画のグループワークです。第1回「収支計画のススメ」のセミナーを受け、事前課題として各自で作成した収支計画表をもとに、近籐先生にメスを入れていただく時間となります。

グループワークは、8名の実践者を4名ずつの2グループに分けて進行しました。1日は池野さん・坂井さん・村松さん・山本さんチーム、4日は青木さん・伊藤さん・清水さん・星野さんチームで、グループごとに2時間のワークを実施しました。

両日ともに、まずは前回の振り返りから始め、収支計画に必要な4要素は、「売上」「変動費(売上原価)」「固定費(経費)」「財務支出」であることを確認しました。その後、一人ずつ順番に、作成した収支計画表を披露しました。実践者各々の事業内容は異なるため、当然ながら、売上、変動費、固定費、返済金の有無等、収支計画表の内容も異なります。個々の収支計画表の項目に対して、近籐先生に質疑を交えてチェックしていただきました。

原価率は適正なのか、計上されていない経費があるのではないか、目標とする利益が少ない、逆に見積が甘い、実情に応じた数値になっているか、内容を具体的に、等、出来ている点や不足がある点、修正点等をアドバイスしていただきました。まだ修正が必要な実践者がほとんどでしたが、実際に収支計画を作成したことで、事業の経営イメージの解像度が上がったものと思います。

また、近籐先生からいただいた「他の人の収支計画を見るのも勉強」という言葉どおり、自分では気づけなかったことが、仲間の数字や目標設定から見えてくることもあるようです。仲間と比べて焦ったり、安心したりしつつ、実践者同士で指摘し合う姿もありました。

近藤先生からは、「既に事業をスタートしている人はリアルに、これから事業をスタートさせる人は具体的なイメージを持って数字を入れてほしいです。収支計画書を完成させ、常に手元に置いて確認し、収支目標をイメージしておくことが大切です。」とのアドバイスをいただきました。

収支計画表の作成は悩ましく、計画通りにいかないこともあります。それでも、実践者OBから「収支計画表のおかげでモチベーションを上げて取り組めた」「収支計画で立てた目標通りに進んでいる」という声を聴くたび、「収支計画は大切」と言う近籐先生の言葉を実感させられます。本年度の実践者も収支計画をしっかり完成させ、目標に向かって事業に取り組んでいただきたいと思います。

 

 

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