合同会社 木かんしゃ 代表社員
「環木の家」で山村の夢に挑戦する
柱や梁と合わせて、角材を並べた壁面でも建物を支える構造の「環木の家」。製材所で眠る間伐材を直接仕入れ、建築日数も極力短縮した設計で、 木のぬくもりいっぱいの低価格な家を実現させたいと思っています。
「環木の家」で山村の地域資源である森林の木の需要を創出し、子育て世帯の移住定住を促進させることができれば…。そんな、山村の希望の光に成り得るかもしれない、モデルハウスを、 みんなの知恵と技術をあわせて建てたいのです。
「自然環境に恵まれ、非常時でも食料や燃料が自給自足できる田舎で安心して暮らしたい」と、庄司さんが家族で豊田市足助地区に移住したのは6年前。これまで、名古屋の環境NPOでの勤務を経て、高齢者の健康見守りや薪ストーブの営業・設置など、多業を生業としてきました。仕事や地域の活動を通して、地元に深く関わっていくうち、山間地域の様々な課題を知ることに。そんな折、庄司さんは、低市場価値材を大量に活用した壁構造の家と出会います。「こんな家を建てることができたら、地域資源である森林や山の木の利用促進にもなりますし、山里に移住したい、家を建てて定住したいと思っている若い世代の夢の後押しができるのではないかと考えました」と庄司さん。「そして、私がつなぎ役となり、専門家や地元の人、いろんな人を巻き込んで、みんなの力で建てていきたいんです」。自身の夢、山村の夢にチャレンジするべく奮闘中の庄司さんです。
現在、自宅兼ショールームとしての「環木の家」建設準備中。