石塚さやかさん(岡崎市額田地区)

ツバメと茶畑

茶畑の風景を未来につなぐ、ファンづくりのしくみ

古民家を活用したノマドワーカーなどの労働力獲得と、

”香り”漂う新茶による「ほうじ茶」を活かした茶葉拡大事業

石塚さんは、岡崎市額田地区で無農薬・無除草剤・無化学肥料にこだわったお茶づくりを行う茶農家の三代目です。管理する茶畑は、祖父母と地域の人々によって植えられ、兼業農家として父親へと受け継がれてきたものでしたが、父親の高齢化に伴い、一時は耕作放棄地に。気がつけば茶の木は草で覆われ、かつての美しい茶畑の風景が失われていくことに石塚さんはいたたまれない気持ちになったと言います。地域の先人たちが大切に守り育て、暮らしとともにあった茶畑の風景を残すべく、石塚さんは茶農家になることを決意。2022年に父親から茶畑を引き継ぎ【ツバメと茶畑】として再生しました。

当初は農業経験もなく、一人で草引きと剪定から始め、大変だったと振り返る石塚さんですが、ある日、草引きを手伝ってくれた人が楽しそうに作業をしているのを見て、茶畑に入ることの価値に気付いたと言います。それを機に始めた、草引きをみんなで楽しむ金曜日「ファーミングフライデー」は現在まで続き、たくさんの人が【ツバメと茶畑】を知り、体験やワークショップに訪れるきっかけとなっています。「意外とお茶って、知らないことも多いですよね。例えば、ほうじ茶は緑茶を強火で焦がしたものなんだとか。そんなお茶の魅力をもっと伝えたい」と、茶摘みや茶作りの体験も積極的に提供し続けています。また、茶畑の風景を守るためには地域の遊休茶畑を支援することも必須と、クラフトティーの定期便企画などを通して新たなファンづくりや関係人口の創出を目指すとともに、ゆくゆくは、祖父母や父が残してくれた古民家を民泊施設として整備し、ノマドワーカーなどの労働力獲得や農業ワーケションの受け入れなどに活用していきたいと、その先を見据えています。

岡崎市出身、岡崎市額田地区在住。

 

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