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平成29年度
三河の山里企業実践者報告会を開催しました

2018.01.30

1月30日(火)、新城地域文化広場の第会議室において、『平成29年度 三河の山里起業実践者報告会』を開催いたしました。

当日はお天気にも恵まれ、愛知県や各市町村の関係者はもとより、関心を持っていただいた多くの皆様がご来場くださいました。

昨年6月から、三河の山間地域で起業すべく、各々のビジネスプランに取り組んできた8人の実践者たち。8ヶ月間の取り組みとその成果を1人10分で発表しました。

★最初に登壇したのは『スポーツツーリズムをつなげる拠点づくり』を目指す有城辰徳さん。これまでにも新城市ダモンデトレイルの運営などで築いてきた彼の実績やネットワークを考えれば容易いように思えたプランも、この8ヶ月間は紆余曲折の道のりで…。毎月の面談では、彼への期待値が高いがゆえにアドバイザーからは「本当にやる覚悟があるのか?」など、厳しい言葉も多く、意見の衝突もしばしば。報告会では、「一過性のイベントのような特別なこととしてではなく、新城市〜奥三河の日常の風景の中に、アウトドアスポーツを楽しむ人の姿が見たい」という当初からの強い思いはブレることなく、拠点づくりやインバウンドの必要性、そこで提供するサービスのプラン等について発表しました。

★プレゼンテーター2番手は『出張石窯・食体験・出張料理 IKEDA』の池田啓さん。正直、アドバイザーたちが一番手を焼いた実践者だったかもしれません。「ただ食べるための料理ではなく、そこに体験やストーリー性を持たせた付加価値の高い料理を提供したい」という彼の強い思いは一貫しつつも、事業プランは行きつ戻りつの8ヶ月間でした。最終的には「東栄町でオーベルジュ!」を目標に掲げ、そこに繋げるためのコア事業のプランを伝えた池田さん。夢の完成までには、まだまだいくつもの工程をクリアしていく必要がありそうですが、会場からは「楽しみにしている」という声も聞かれました。

★石橋徹さんは『愛知県豊田市稲武地区における農業の取り組み』と題し、新規就農者のサポートや高齢となった生産者が農産物を作り続けられる手助けをすることで、地元の農産物の生産を増やし、地域を元気にしたいと、「営農組合ファームいなぶ」の構想をプレゼン。当初はどう組織し、何で収益を得るのかさえ見えてこないグランドデザイン状態でしたが、アドバイザーからの意見を受け、地域の自治体や団体、人々との話し合いを積極的に持ったことで、プランを具体化できたと同時に、多くの理解や支援を得られつつあります。「ようやく自分のやるべきことが見えてきた」と石橋さん。この報告会が本当のスタートになったのかもしれません。

★昨年11月、東栄町で『古民家ダイナー月猿虎』をオープンし、早々と起業をカタチにした河原和明さん。開業に至るまでの経緯や取り組み、初月は売り上げ目標150%を達成した開業後の現状や今後の課題、目標などを報告しました。このサポートデスクの支援がスタートした時点で既に動き出していた河原さんの事業だけに、例え支援を受けずとも、きっとやり遂げていたに違いありませんが、8ヶ月間の支援が河原さんにとって少しでも有意義なものになったとしたら本望です。

★つかの間の休憩時間を挟み、会場の皆さんに簡単ストレッチを促すことから始まった佐伯朋美さんのプレゼンは、これまでの取り組みとその成果を報告するものとなりました。支援開始直後、豊田市足助地区に移住したフォトグラファー&ヨガインストラクターがアドバイザーから最初に課せられたのは、100人の写真を撮ること。それを見事にやってのけた彼女は、その後もアドバイザーたちの意見にまっすぐ向き合い、悩みながらも仕事場所の開拓に奔走してきました。現在では地元の自治体や団体、個人の方々のほうから「写真を撮ってほしい」「ヨガをやってほしい」と依頼されるほど、地域の人々からの信頼を得るまでになっています。彼女の真摯な行動が成果となってあらわれた事例。今後の展開が楽しみです。

★清水潤子さんも、すでに起業をカタチにした一人。昨年12月、豊田市足助地区に『猟師飯が食べられる 山里カフェ Mui』を開業しました。最初、儲けは二の次の立ち位置だった清水さんに「カフェやる必要あるの?」と問うアドバイザーもいましたが、女性ハンターで解体もできる立場から鳥獣被害の深刻さや駆除の必要性、そして駆除した鳥獣をジビエとして利活用し、そのおいしさを伝えたいという強い思いで起業。その取り組みと開業後の成果、課題、今後の目標について発表しました。「起業支援は同じ目標を持つ実践者たちと悩みを共有でき励ましや刺激になった」とも。注目度バツグンの清水さんとその事業は今後も広がりを見せていくはず。3月19日のカフェの再オープンを待ちながら、清水さんの活動にも注目していきたいと思います。

★『いなかでWin・Win・Winの住宅づくり』をテーマにプレゼンした庄司知教さんは、地域材をふんだんに使ったセミオーダーの「環木の家」を専門家チームで作り、山林と山主、地域住民、移住希望者が抱える問題解決に繋げることで、持続できる山村を増やすことを目指しています。そんな彼もこの8ヶ月間は試行錯誤の連続で、プランの甘さを厳しく指摘されたこともありました。それでも課題を一つひとつクリアしてきた庄司さん。まだまだやらなければならないことは山積しているようですが、まずは1棟めの「環木の家」の建てるためにもう一踏ん張りです!

★昨年10月に宿泊許可を取得し、新城市作手地区の古民家で「タカハウス」をはじめた鈴木孝浩さん。「第二の故郷となる面白い空間を人を巻き込んで作りたい」と、アースバックハウス(土嚢の家)の製作をはじめ、様々なおもしろいイベントで人を集め、繋げてきたこれまでの実績と、これからやっていきたいと思っているプランを披露しました。もともとイベントの企画力や発信力の高い彼ですが、今後も敷地内にツリーハウスを作るなどの空間づくりや、地域資源をいかしたアクティビティ、話題性あるイベントで集客を図り、SNSや口コミで知名度上げていきたいのだとか。まだまだ夢の途中の「タカハウス」なのでした。

かなり筆者の主観も入ってますし、アバウトですが、以上が起業実践者8人のプレゼンの概要。
それぞれの発表後には質疑応答の時間も設け、会場の皆さんからたくさんの質問や意見をいただくことができました。

すでに起業している人もいれば、これからの人もいて、スピード感は様々ですが、8ヶ月間を見てきた者としては、みんなよく頑張った!というのが素直な感想。サポートデスクの母・秀子さんの言葉を借りれば、みんなキラキラしてました✨
とはいえ、決してこの報告会がゴールではありません。三河の山里サポートデスクの支援は3月末まで続きますが、8人にとって本当のスタートや頑張り時は支援終了後からです。
きっと、この報告会に来てくださった方々の評価や支援はもちろん、それぞれの地域で応援してくれている方々の思いを受け止め、起業実践者8人の事業はさらにブラッシュアップされていくことと思います。
どうぞ、引き続き、起業実践者へのご理解とご支援、よろしくお願いいたします。

また、起業実践者のプランや、この報告会のやり方、そして、サポートデスクの運営やコンサルの仕方など、様々な意見があると思いますが、今回の報告会を通して、三河の山間地域での起業の可能性や、三河の山里サポートデスクの役割を少しは知っていただくことができたかな?と感じています。さらに、三河の山里で起業にチャレンジしたいという方々が増えることを願って…。

今回、報告会に足をお運びいただいた皆さん、ありがとうございました!
皆さんからいただいたご意見は、今後の起業支援事業に活かしてまいります。

尚、報告会の様子や評価、運営側の成果の総括は、起業実践者をコンサルしてくださっている安形真さんがブログで紹介してくれていますので、コチラもご覧ください!

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